2021年度卒業制作展

卒業制作作品紹介-その②

今回は、卒業制作作品紹介の第2回です。
気になった作品は、ぜひ卒業制作展でご覧ください。


『私は 今日 死んだ』 菅野詩音(アニメーション作品)

作品紹介
死にたいと思ったことはありますか?
何かから逃げたいと思ったことはありますか?
そんな時は逃げていいと、私は思います。
ただ、自分の私を自分で悲しめる程度には、
自分に優しくいてください。

特にこだわった点
音です。主人公の複雑な感情や、場面の雰囲気を音で伝えられるよう制作しました。

制作を終えて
自殺する人の感情を考えたことがとにかく難しかったです。誰にもわからない感情だと思います。それを私なりに考え、表現しました。


『点』黒滝惟(アニメーション作品)

作品紹介
「ただの点、されど点。」私たちはただの点だけど、今日も誰かを思いながら生きている。
ただの点かもしれないけれど、法則的に定められた点ならば、また君に会えるだろう。

特にこだわった点
一瞬一瞬が画になるように、キャラクターやイラストの光、色味にこだわった。
また、小野寺舞にも何度も作り直しさせてしまう形になったが、今の若い世代の子をターゲットにしたいと思い、ポップでファンタジーな世界観を2人で作り上げた所がこだわった所である。

制作を終えて
この作品ができるまで、何度も何度も自分に向き合い苦しかった。
作品はいろんな方法で制作し、作っては壊しの繰り返しでできたものである。これらは苦しかった反面、自分にとっても新しい挑戦ができたように思った。
そして、自分はできない音楽制作を小野寺舞がしてくれたおかげで、制作してみたかったMVを自分好みの世界観で構築することができて嬉しかった。


『小さなしあわせの見つけ方』杉山愛(ドキュメンタリー作品)

作品紹介
6月からの7ヶ月間、自分の生活と向き合い続けた。当たり前の日々の中には小さなしあわせが溢れていた。そんな私の日常に、少しでも付き合って貰えたら嬉しいです。

特にこだわった点
映像と文字で日記をつけ続けることを毎日必ず行いました。いつの間にかそれが生活の一部になり、毎日をよりリアルに残していけるようにこだわりました。

制作を終えて
7ヶ月間毎日映像を撮り続けることで、街の様子や季節の変化など普段は気にしていなかった小さなしあわせに気がつけるようになりました。自分の生活も変わったことはたくさんあって、そんな忘れていくはずだった生活を見つめ返せるこの日記映像という手法をこれからも続けていきたいと思いました。