2024年度卒業制作展,  exhibition

「山本ゼミ」作品紹介

こんにちは。
第三回は「山本ゼミ」の作品紹介になります。是非会場に足を運んでご覧ください。

高橋空
「躍動と静寂」(写真)

「躍動」と「静寂」を1枚の写真の中で可視化する。ファッション写真を構成する背景と被写体のポージングに着目し、「ジャンプ」することで起きる「動き」を意図的に「止める」ことで「立つ(ポージング)」を表現した。
衣装協力は、山辺町の老舗ニットメーカーである米富繊維株式会社様。

遠山美帆
「origami CUBE」(アニメーション)

折り紙で作った立方体を用いたコマ撮りアニメーションです。立方体が作られる過程や、527個の立方体を使い葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」をドット絵で表現しています。展示と合わせてご覧ください。

大和田史苑
「わ美さ美」(写真)

経年による劣化に着目した。人間含めた生き物も人間の手によって作られたものも、年を経て老い、朽ちてゆく。これは自然の摂理であり、私たちはそれらを受け入れていく必要がある。劣化という言葉をネガティブに捉えず、劣化から生まれる色や形を楽しみ、変化が織りなす様々な美しさを追求することをねらいとした。

浦嶋桃衣
「origin」(アニメーション)

AIの世界進出が目まぐるしい昨今、様々な分野でAIが制作するイラストが使用される様子を見てきました。その手軽さ故に軽率に手を伸ばしがちですが、今一度立ち止まり、AIイラストが世界に及ぼした影響を考えてみてほしい、そんな思いを込めた作品です。

後藤類
「VIVID」(写真)

撮影対象者である2人には「独特な色感」がある。そのため周りの視線が気になり、普段から自分の好きな色でのコーディネートができないという悩みがあった。そんな「独特な色感」を彼らの強みと捉え、ファッショナブルな写真に仕上げて、後押ししたいと思い今回の研究テーマとして取り上げた。

水野光
「GLORY OF DARK」(アニメーション)

登場する戦闘シーンを中心に、躍動感をテーマに作品を制作しました。シーンに合わせて色やタッチを変えることで伝わりやすい表現を心がけました。既存のアニメ作品とは違った表現の魅力、王道ファンタジーバトルアニメの世界観を届けられたら嬉しいです。

高畑優衣
「デイリーアンブルース」(映画)

成績トップの優等生 鎌田道(とおる)は周り流されるまま東大の医学部を目指し、日々勉強に取り組む。
ある日、不良高校生 富士見嶺(ふじみ)と出会う。自分と相反するタイプであるふじみ、でもなぜか自由で夢に真っ直ぐなふじみを羨ましく思うとおるは、東大に目指すことは本当に自分の夢なのか考え始める。

菊池俊太
「Takuma」(インスタレーション)

人の本質と距離感の関係性を追求するテーマのもと制作した。対象としている人物は私の一つ年上の先輩である藤原拓馬。彼の二面性や芯が距離を縮めていくことで見えてくる作品にした。この作品は彼に限ったことではなく、誰しも持ち合わせている考え方があり、そういったものは向き合い続け距離を縮めていくことで判って行くものだと伝えたい。


東北芸術工科大学 卒業/修了研究・制作展
開催日:2024年2月7日(水)〜12日(月・祝)
開催時間:10:00〜17:00 (水木金は20:00まで)