2024年度卒業制作展,  exhibition

「岩井ゼミ」作品紹介

こんにちは!今回の投稿は「岩井ゼミ」の作品紹介です。

ゼミ生全員が手塩にかけて制作した一年間の集大成を是非会場でご覧ください。
映像学科一同、皆様のご来場お待ちしております。

武田明香里
『まよなかの探しもの』(アニメーション)

毎日を退屈に感じている少女。ある日、街の大きな時計が止まってしまう。
真っ暗で静かな街で、少女の「探しもの」が始まる。
飛び出す絵本のストップモーションアニメーションで描く、とある夜の物語。

市川珠羽
『Link』(アニメーション)

手の動きに着目し「信じる」という行為を描いたワンカットのアニメーション作品です。膨大な情報で溢れ不確かなものが交錯する現代の世界で、あなたは何を、誰を信じていますか。純粋な気持ちで誰かを信じるということの美しさや温かみを作品から感じ取って頂けたら嬉しいです。

吉田美菜
『いきたあたし』(アニメーション)

これは私の物語。
見た目にコンプレックスを抱いていた時代に描いた漫画をもとに描いた物語。
主人公は芋虫ちゃん、芋虫ちゃんは醜い容姿のためにいじめられていた。ある日、美しく変態する。
あなたの中にも芋虫ちゃんはいます。

荒金佳太
『命鏡思水』(アニメーション)

私たちが生きる上で必要な自然を、時間も世界も飛び越えて作ることのできるアニメーションで表現しました。今作の舞台である「山」は「生まれ変わり」の意味を持ち、一粒の涙が様々なものに変化する様や、音で自然の力強さやエネルギーを表現しました。この作品を見て新しい自分を見つけたいと感じるようなきっかけとなれればと思います。

日野郁佳
『行く道 来た道』(アニメーション)

独りでいる間に、自己否定が加速してしまうことがあります。そんな悪循環から抜け出すために、友人の存在は大きいのではないでしょうか。辛い時、そばにいてくれる友人や帰りたいと思える居場所があれば、心を軽くすることができると考えました。
周囲の人の支えを忘れず、思い出も大事に抱えながら、進んでいけたらと思います。

舘澤文香
『Project zia「Hypochondria」』(プロジェクト)

SNSを通じてクライアントワークを受けることになったミュージシャンとコラボし、MV制作を中心としたプロモーション活動を行いました。CG表現特有の質感や合成によって生まれる画の美しさや斬新さを追求すると同時に、楽曲の持つ物語や独自の世界観を表現しています。作品を通してCG表現の可能性や面白さを知っていただけたら幸いです。

丹野肇
『未知ノ器』(インスタレーション)

これまで人々が魅入られ、想像してきた怪物や神性を、知らない、理解できないものを解釈して認識するための依代と定義し、その象徴性を形にした作品群。現代ではホビーとしての側面が目立つ怪物や神性、その偶像だが、人々が未知を身近に感じなくなった今だからこそ、未知という存在を具現化する芸術表現として示したいと念う。


東北芸術工科大学 卒業/修了研究・制作展
開催日:2024年2月7日(水)〜12日(月・祝)
開催時間:10:00〜17:00 (水木金は20:00まで)